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「無料SSL」と「有料SSL」は、何が違うの?

無料SSLとは

近年、Let’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)や「Cloudflare(証明書はComodo提供)」をはじめとする無料SSLを導入する個人や企業が増えております。
Let’s Encryptは、アメリカの非営利団体ISRG (Internet Security Research Group) が、2016年から提供しているサービスで、すべてのWebサーバへの接続を暗号化することを目指したプロジェクトです。

Let’s Encrypt について詳しくお知りになりたい方は、以下のページをご覧下さい。

Let’s Encrypt (公式)
Let’s Encrypt 総合ポータル

「無料SSL」と「有料SSL」は、何が違うのか

SSLを導入するための目的は、「通信の暗号化」「データの盗聴防止」「データの改ざん防止」などが挙げられます。
この目的を果たすだけであれば、無料SSLと有料SSLどちらを使っても違いはありません。

それならば、有料のSSL証明書を導入するメリットはないのでしょうか?

SSL証明書は、認証レベルにより4種類に分類出来ます。

 (1)審査なし「無料SSL証明書」
 (2)ドメイン名の所有者であることを確認して発行する「DV(Domain Validation)証明書」
 (3)申請する企業や組織が実在していることを確認して発行する「OV(Organization Validation)証明書」
 (4)OVよりも厳しく実在確認などの審査を行うEV(Extended Validation)証明書」

この4タイプのうち、企業が導入している証明書は、デジサートやシマンテック、ジオトラスト、グローバルサインなどの大手証明書ベンダーが販売しているDV証明書、OV証明書およびEV 証明書です。OV証明書およびEV 証明書では、第三者データベースでの照会、電話確認などを通して厳格な審査で企業・組織の実在性を確認します。DV証明書についても、不正申請のチェックが行われており自動的に発行が保留となり、実際に人が追加の審査を実施したうえで発行されます。

一方、無料SSL証明書は、何も審査がないので誰でも発行出来ます。

違いを理解した上で用途にあった最適なSSLを選ぶ

多くのサイトがHTTPS化され、インターネットでの安全対策はもはや当たり前となっています。
たいま、用途にあったSSLを選ぶことが重要になっています。
有料から無料まで様々なSSLがあるなか、最適なSSLを選ぶために「無料のSSL」と「有料のSSL」の違いを正しく理解することは、サイトの運営者にとっても大切なことです。

  無料SSL ドメイン認証(DV) 企業認証(OV) EV認証(EV)
発行までの期間 数分 最短10分 2日〜1週間 1〜4週間
証明される実在性 ドメイン管理者 登記済組織 登記済組織
推奨対象者 個人 一般企業 ECサイト 金融機関等
特徴 暗号化通信
無料
暗号化通信
低コスト
暗号化通信
企業実在証明
暗号化通信
企業実在証明
所在地の認証
グリーンバー

認証方法別のSSL証明書一覧は、こちらです。

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